ドヴォルザーク　：　ジプシーの７つの歌 作品55、より

　　ドヴォルザーク(1841−1904)は、100曲ほどの歌曲を作曲している。
　　この作品は、ジプシーの雰囲気を取り入れた、純粋な芸術音楽と
　　呼ぶべきであり、特に「わが母の教え給いし歌」は最も広く親しまれ
　　叙情的で心引かれる名曲である。

Mein Lied ertont 　　―私の声が響く―

In dem weiten, breiten Leinen kleide 　　
　　　　　　　　　　　　―ゆったりと軽い麻の着物で―

Als die alte Mutter 　　―わが母の教え給いし歌―

Dalf des Falken Shwinge 　　―鷹の翼は高く―

黒人霊歌より

　　　ニグロ・スピリチュアルス(黒人霊歌)とは、アフリカ西部から
　　　アメリカへ、奴隷として売られてきた黒人たちが歌った、
　　　宗教的色彩の濃い民謡である。その歌詞、およびメロディーの
　　　単純さ、純真さからは、実にしぜんに人間の生命力、信仰心を
　　　力強く感じさせる。

Danny Boy　　―ダニー・ボーイ―　(ピアノ・ソロ)

Nobody Knows The Trouble I've Seen 　　
　　　　　　　　　　―誰も私の悩みを知らない―

Where You There? 　　―お前はそこにいたか？―

When I Lay My Burden Down 　　―この重荷をおろしたら―

Serenade 　　―夜の調べ―　　　フランソワ・グノー作曲
　　　　
　　　　　　　グノーは、「アヴェ・マリア」、「春の歌」など
　　　　　　　甘く美しい歌曲を数多く残している。
　　　　　　　フランス語の独特な響きと甘いメロディーが
　　　　　　　いかにもお国柄を感じさせる...窓辺に寄りそう
　　　　　　　夜の調べ...である。

―ねむの木の子守歌―　　　皇后陛下お作詞、山本直純編曲

　　　　　　 美智子皇后陛下が高校時代に書かれた詩に、
　　　　　　　山本正美が心なごむ旋律をつけた。
　　　　　　　「ねむの木」は夜眠るように小葉を閉じる
　　　　　　　ところから、昔から子守歌の素材として
　　　　　　　よく詠われてきた。　　　
　　
―中国地方の子守歌―　　　山田耕作作曲、日本古謡

　　　　　　　日本の代表的な子守歌は、どこか哀しげ
　　　　　　　なところが、西洋の明るく優しい子守歌とは
　　　　　　　異なったイメージである..。
　　　　　　　能楽のような格調の高さに、日本の本質を
　　　　　　　感じる。

CORCOVADO
― Quiet Nights ―　(ピアノ・ソロ)

The Girl From IPANEMA 　　
　　　　　　―イパネマの娘―　　　アントニオ・カルロス・ジョビン
　　　　
　　　　　　　ジョビンは生前、「僕の書く音楽は、木々のざわめきや、
　　　　　　　小川のせせらぎ、小鳥のさえずりなど自然の音に比べたら、
　　　　　　　とうていおよぶものではない...」と語った、という。
　　　　　　　ボサノヴァには、時代に惑わされないセンスの良さ、
　　　　　　　”粋”を感じる。
　　　　　　　
TRAVESSIA　　　　―Bridge ―　　ミルトン・ナシメント　

　　　　　　ブラジルの代表的な作曲家、ナシメントの音楽は、サンバ
　　　　　 でもボサノヴァでもロックでもない、ジャンルを超えたも
　　　　　 のであり、ブラジルの広大な自然と様々な人種の感性
　　　　　 そのもの、と言える。

― さやかに星はきらめき ― 　　賛美歌第�U編　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　No.219

　　　　　　　
　　　　　　　聖書箇所、詩篇 51:12〜13
　　　　　　　マタイ福音書、2：1〜12(2章1節)による。
　　　　　　 クリスマスイヴ礼拝で、
　　　　　　　聖歌隊が歌う 代表的な曲